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WordPressのハッキング修復方法や被害を防ぐ対策

  • この記事を書いた人
  • Sho Suzuki
  • 2024.08.28
  • WordPress
  • ホームページ修正・更新

 

ワードプレスのトラブルでハッキング被害は少なくなく、ワードプレス本体のアップデートやセキュリティ対策の強化をしてもハッキングを防ぐことはできません。

また、ハッキングに気づかず、時間が経過するほど情報漏洩などのリスクが高くなります。

この記事では、ワードプレスのハッキングが起きる原因と、ハッキングによるトラブル事例を解説し、ワードプレスのハッキングを防ぐ対策を紹介します。

 

ワードプレスのハッキングはなぜ起こるのか

ワードプレスのハッキングで考えられる原因は3つ。

詳しく解説していきます。

ソフトウェアのバージョンが古い

ソフトウェアのバージョンが古いとハッキングされる可能性が高まります。

ソフトウェアのアップデートを行う理由として、脆弱性の修正があります。

ハッキングの手法も巧妙化し、ハッカーはOSやソフトウェアの脆弱性の情報を常に狙っています。

ですから、ソフトウェアを古いバージョンのままにしておくことはとても危険だと考えられます。

対策として常に最新のバージョンにアップデートしていくことで、ハッキングの可能性を下げることになります。

パスワードが推測されやすい

推測されやすいパスワードを使用しているとハッキングされる可能性があります。

例えば、個人の生年月日や数字を羅列しただけのパスワード、また、社名をただローマ字に変換しただけのパスワード、会社の設立記念日を使用したパスワードなどは、第三者に簡単に破られてしまうでしょう。

同じパスワードの使い回しもハッキングされる危険性が高くなります。

パスワードの設定には、大文字や小文字、数字や記号を混ぜ複雑なパスワードにすることが重要です。

セキュリティ対策をしていない

セキュリティ対策には、プラグインやテーマを常に最新の状態にアップデートする、セキュリティ対策用のソフトの導入、常時SSL化するなどが挙げられます。

これらのセキュリティ対策が不十分だと、ハッキングの危険性が高まります。

ハッキングされないためには、最低限のセキュリティ対策は実施しておきましょう。

 

ワードプレスハッキングよるトラブル事例

ワードプレスでのハッキングによる3つのトラブル事例を紹介します。

 

サイトを改ざんされてしまった

サイトを改ざんされてしまうと、サイトの内容を勝手に書き換えられてしまうことがあります。

また、サイトの改ざんは、ホームページは表示されている場合もあり、パッと見ただけではわからないことも多く、気がついたときには大量の不正ページがインデックスされていることもあります。

 

ページが表示されない

ワードプレスのサイトがハッキングされると、ページが表示されなくなったり、ログインページに入ることができなくなりエラーが表示されます。

 

このとき403エラーが表示されている場合、不正アクセスが行われたことで、レンタルサーバー会社がサイト表示を停止している可能性があります。

レンタルサーバー会社からのメールを確認してみましょう。

 

悪質サイトにリダイレクトされてしまう

悪質サイトにリダイレクトされてしまい、クレジットカード情報などの個人情報が盗まれ、最悪はユーザーがフィッシング詐欺にあう危険性があります。

また、フィッシング詐欺の被害によって会社への信頼を失ってしまう危険性もあるのです。

 

 

WordPressのハッキングが疑われる場合の修復例

 

WordPressのハッキングが疑われる場合、修復と再発防止のためには慎重かつ徹底的に対応する必要があります。以下に、一般的な修復手順を詳しく説明します。

 

感染の確認と初期対応

ウェブサイトの表示確認

サイトが正常に表示されるか、または異常なメッセージやリダイレクトがあるかを確認します。

 

ログイン情報の確認

WordPressの管理画面にアクセスできるかどうかをチェックします。アクセスできない場合や異常がある場合は、すぐに対応が必要です。

 

セキュリティスキャンの実行

セキュリティプラグインの使用

Wordfence、Sucuri、iThemes Securityなどのセキュリティプラグインを使ってスキャンを実行します。

これにより、感染しているファイルやマルウェアが検出されます。

 

外部スキャンツールの利用

Sucuri SiteCheckなどのオンラインスキャンツールを使用して、外部からのチェックも行います。

 

バックアップの取得

データベースとファイルのバックアップ

ハッキングされた場合でも、現在の状態をバックアップしておくことが重要です。

FTPクライアントやホスティングサービスの管理画面からバックアップを取得します。

 

感染ファイルの特定と修復

感染ファイルの検出

セキュリティスキャンの結果や、異常なファイル変更、怪しいスクリプトなどを基に感染ファイルを特定します。

 

感染ファイルの削除または修復

攻撃者が追加したファイルやコードを削除し、必要に応じてクリーンなバージョンのファイルと置き換えます。wp-config.phpなどの重要な設定ファイルも確認し、変更がないか確認します。

 

WordPressの再インストール

コアファイルの再インストール

WordPressのコアファイルを公式サイトからダウンロードし、FTPで上書きインストールします。ただし、wp-contentフォルダとwp-config.phpは上書きしないようにします。

 

テーマとプラグインの確認

使用しているテーマやプラグインも最新バージョンに更新し、不審なコードが含まれていないか確認します。

 

パスワードの変更とセキュリティ強化

全ユーザーのパスワード変更

管理者、編集者、その他のユーザーアカウントのパスワードを変更します。

セキュリティプラグインの設定: セキュリティプラグインを活用し、ログイン試行の制限やファイアウォールの設定を強化します。

 

二段階認証の導入

二段階認証(2FA)を有効にすることで、ログインのセキュリティを強化します。

 

データベースの確認

データベースの修復と最適化

phpMyAdminなどのツールを使い、データベースを確認し、必要に応じて修復や最適化を行います。

 

不審なエントリの削除

データベース内に不審なエントリやユーザーが追加されていないか確認し、削除します。

 

監視とメンテナンス

ログの確認:

サーバーログやWordPressのログを確認し、異常なアクセスやエラーがないかチェックします。

 

定期的なバックアップとアップデート

定期的にサイトのバックアップを取得し、WordPress、テーマ、プラグインを常に最新の状態に保ちます。

 

セキュリティの見直しと予防策

アクセス権限の見直

不要なユーザーアカウントや権限を見直し、適切に設定します。

 

セキュリティのベストプラクティス

強力なパスワードの使用、不要なプラグインやテーマの削除、SSL/TLSの導入など、セキュリティのベストプラクティスを実施します。

 

ワードプレスのハッキングを防ぐ対策

ハッキングの被害に遭うリスクを少しでも減らすため、できる限りのハッキング対策を行っておくことが大切です。

 

管理画面に毎日のログインを習慣にする

ワードプレスの管理画面に毎日のログインを習慣にしましょう。

プラグインやテーマ、ソフトウェアの更新するタイミングを確認できます。

また、頻繁にログインすることで、早い段階で何かの異変に気がつくことができ、ハッキングに迅速に対応でき、被害を最小限に抑えることができます。

 

ログインIDやパスワードは複雑なものにする

パスワードは主にワードプレス、サーバー管理画面、FTPサーバーのパスワードがあります。

簡単に破られてしまうパスワードを避けて複雑なものにし、パスワードの使い回しも避けましょう。

 

ワードプレスを最新の状態に保つ

ソフトウェアを常に最新バージョンにアップロードし保っておくことが、脆弱性を狙われるリスクを減らすことになります。

ワードプレスで脆弱性が見つかると、ワードプレス公式よりソフトウェアの更新が行われるので、速やかにアップデートを実施し更新対応をしましょう。

 

信頼できるテーマやプラグインを使用する

ワードプレスのテーマやプラグインは、ワードプレス公式以外にもあり、その中には脆弱性を持つものもあります。

ですから、テーマやプラグインは評価やインストール数の確認をして、信頼できるものを利用することが大切です。

 

セキュリティ対策のプラグインを導入する

ワードプレスのプラグインのなかには、セキュリティ対策用のプラグインもあり、導入することで簡単にセキュリティ対策が行えます。

ですが、セキュリティ対策用のプラグインを導入すれば100%安全というわけではなく、回避できない攻撃があることも頭に入れておきましょう。

ワードプレスのハッキング対策が不十分な場合は、この記事を参考に確認・見直しをしておきましょう。

 

自分でワードプレスの復旧が難しい場合は専門業者に

 

ワードプレスのハッキングや改ざんなどトラブルが起きた場合、ワードプレスの仕組みの理解や、知識、技術がないと、自分で復旧するにはかなりの時間がかかってしまいます。

また、復旧が難しい場合には、専門業者に依頼することをおすすめします。

復旧業者に依頼するメリットとして、トラブルが発生した場合に迅速に対応し、トラブルの原因や症状に合わせ適切な復旧作業を行います。

 

「wp.pro.support(WPプロサポ)」では、ワードプレスの運営においての不具合やトラブルなどのが発生した場合、復旧、修正、セキュリティ対策に対応します。

ワードプレスを熟知し、高い知識と技術力を持ったサポート歴10年以上のワードプレス専属スタッフがトラブルの対応に当たります。

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まとめ

ワードプレスの不具合やトラブルの発生で、原因がわからなかったり、ハッキングされた可能性がある場合、自分で復旧するには時間がかかってしまったり、復旧が難しいケースもあります。

ワードプレスの不具合やトラブルは、ワードプレス専門の復旧業者に相談するのが1番の解決法です。

 

ワードプレスでお悩みの方は「wp.pro.support(WPプロサポ)」にお問い合わせください。

 

お問い合わせは相談フォームから、または電話でのお問い合わせもできます。

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Sho Suzuki

フロントエンドエンジニア / SEOプロフェッショナル

建築系の大学卒業後、芸術系の大学院を修了。その後、デジタルマーケティングを専門で行う企業にて約6年間フロントエンドエンジニアとして活躍する。同時期に、SEO対策に興味を持ち専門資格を多数取得する。
現在は、テクニカル記事の専属ライターとして多方面で活動中。